目次
あらすじ
疲れて帰った夜、
ふと夜中に見る天使
その天使は愛が分からず神様に
羽根をもぎ取られてしまったとか?
そんな天使と、ひょんな事で同棲生活になってしまった
天使は純粋に愛を伝えてくれるけど
だけど
天使と人間は愛することなんて出来ないはず
だから離れる準備をする私
でも「おかえり」そんな目で見られたら
私は・・・どうしたらいいの?
そんな切ない物語
読んでみたくありませんか?
サンプルページ(プロローグ)
「あっ、こっちの荷物はリビングに!あ、それは台所でお願いします!」段ボール箱の山に囲まれながら、私は声を張り上げた。
私は椎名菜乃(しいな なの)。
大学を卒業して、やっと手に入れた憧れの一人暮らし。社会人としての第一歩に胸が躍る――そんな引っ越しの最中だった。
女性の一人暮らしは油断大敵。
だから、男物のパンツを堂々とベランダに干すのは当然のこと。しかも3Lサイズ。これで「同棲中のゴリラ系彼氏」を匂わせる作戦だ。
玄関のネームプレートには、適当に考えた「田中 太郎」の名前を追加しておいた。これで完璧。誰が見たって、ここに可愛い女子が一人で住んでるなんてバレない。
安全対策?――バッチリだ。
ようやく仕事にも慣れてきた頃。
その日は特に忙しくて、帰宅したのは午前0時を回っていた。
スーツのジャケットを投げ捨て、ベッドに倒れ込む。何もかもが重力に負けた瞬間だった。
…ふいに、耳に届いた。
「ひっく……ぐすっ……」
小さな子どものような泣き声。
(幻聴?…さすがに疲れすぎたかな)
乾いた喉を潤そうと、ふらふらしながら台所へ向かう。
そのとき。
台所の隅――薄暗い影の中に、何かがいた。
続きはキンドルでお楽しみください
因みに天使の話で純粋な愛の物語なのにアダルトコーナーにあります

注意)キンドルでは白い羽根にしてあります♪